今月の言葉 No.59
自分の番いのちのバトン 相田みつを
父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうして数えてゆくと
十代前で千二十四人
二十代前では—?
なんと百万人を越すんです
過去無量のいのちの
バトンを受けついで
いまここに自分の番を
生きている
それがあなたのいのちです
それがわたしのいのちです。
自分が生を受け生きているのは両親のおかげ、その両親にはまた両親がいる。でも当たり前のように生きてきた。昭和~平成~令和と元号は変わっても、命のバトンは連綿と引き継がねばならない。20代後には100万人の子孫ができる、そう思えば《ボーと生きていられない》自分のバトンをしっかり生き、記録を残し、ひき継がねばと思う。
(青木青眠・従心会倶楽部会員)