生きる|従心会倶楽部

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従心会倶楽部 今月の言葉バックナンバー

今月の言葉 No.51

生きる

 詩人谷川俊太郎の代表作の1つに「生きる」があります。
原詩は字数の関係で割愛しますが、谷川俊太郎が「生きる」に込めた思いをご紹介します。

「いま ・ ここ」

 ラテン語のことわざに 「carpe diem 」というのがあります。英語では「seize the day」、日本語にすると、「この日を捉えよ」、ずいぶん強い言葉です。
「生きる」と言う詩を書いたころは、まだこの言葉を知りませんでしたが、知ってからは自分の感性、生き方を考える上で大切な言葉になりました。

 動物と違って言語によって世界を知ることのできる私たち人間には、過去を思い起こし、未来を思い描く能力があります。
しかし私たちは過去を生きることも、未来を生きることも実際にはできません。現実に私たちが生きるのはいつも「いま・ここ」です。そして時をとめることは誰にもできないのです。
「時よとまれ、おまえは美しい」というのはゲ-テの「ファウスト」の一節です。「いま」というこの一瞬はあっと言う間に過ぎ去りますが、そこには私たちの過去もそして未来も潜んでいるのだとわたしは感じています。だから「いま」と言う「とき」は早いだけでなく、限りなく深い。

(従心会倶楽部会員・南雲康宏)

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