尊いのは足の裏である 坂村真民|従心会倶楽部

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今月の言葉 No48

尊いのは足の裏である 坂村真民

尊いのは
頭でなく
手でなく
足の裏である

一生人に知られず
一生きたない処と接し
黙々として
その努めを果たしてゆく
足の裏が教えるもの

しんみんよ
足の裏的な仕事をし
足の裏的な人間になれ

頭から
光が出る
まだまだだめ

額から
光が出る
まだまだいかん

足の裏から
光が出る
そのような方こそ
本当に偉い人である

 長年の念願がかない、四国愛媛・松山市近くの砥部にある坂村真民記念館を訪ねた。
立派な記念館で坂村真民の直筆の詩が沢山飾られている。その中で《尊いのは足の裏である》の詩が目についた。

 坂村真民は祈りの詩人、仏教詩人とも呼ばれ、参禅もよくし、足裏をしみじみと見るようになり、《本当の目は足の裏についており、本当の呼吸は足の裏でする》ことを知った。又原始仏教では80歳まで熱砂の土を踏みしめ、衆生を救った釈迦の足の裏を拝んだという。真民も夜は自分の足の裏を洗い、1日の労に感謝し寝ることを習慣とした。

 坂村真民は自分の詩誌「詩国」を毎月発刊し、全国のファンに自費で送る活動を40年以上(500回)も実践した。このような地道な活動が人々に感動を与え、全国に700を超える詩碑が建立されている。《足の裏的》見方、活動実践が人を動かす元になっているように思う。

(青木青眠・従心会倶楽部会員)

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