勉強勉強勉強勉強のみよく奇蹟を生む 武者小路実篤|従心会倶楽部

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従心会倶楽部 今月の言葉バックナンバー

今月の言葉 No45

勉強勉強勉強勉強のみよく奇蹟を生む

武者小路実篤

 大雨でゴルフは中止、やむなく若山牧水の祖父の生家を探そうと狭山方面に出掛けた。そこで「新しき村」を知り訪ね、この言葉に遭遇した。武者小路実篤の力強く書かれた《勉強勉強勉強勉強のみ奇蹟を生む》の字に心うたれた。

 武者小路実篤は大正時代、理想社会の実践を目指し《新しき村》を宮崎県木城村に開設した事は知っていたが、埼玉に《新しき村》があるとは知らない。美術館の女性に聞くと〈宮崎県の新しき村〉がダムで水没し、この埼玉県で復活し、今でも相当な戸数がこの地でその理念を元に耕し生活しているという。

 武者小路実篤は公家の出だが父を2歳で無くしている。子供の頃は作文も絵も上手でなかったという。絵など40歳頃から描き始めたというから遅いスタートだ。

 この《勉強のみが奇蹟を生む》という言葉は実篤自身の人生を述懐しているのではないか!不得意だった作文や絵を克服し作家、画家(味な絵を描く)として大成した武者小路実篤の実感ではないか。

 勉強という字は『勉めて強いる』と書くが、中国の友人に聞くと中国語には無く、勉強は『強いる』で本来の勉強は『学習』という字だと言う。そういえば《よく学びよく遊べ》とよく言われた、勉強はいつ頃から使われたのだろうか?興味が湧く。勉強は《紙の上だけなくPDCA(PLAN、DO、CHECK、ACTION)の実践の中からのみ奇蹟を生む》と解釈したい。

 実篤には多くの親しまれた言葉がある。《この道より我を生かす道なし この道を行く》なども良く知られた言葉だ。

(青木青眠・従心会倶楽部会員)

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