今月の言葉 No41
人生の方程式
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
かつて薫陶を受けた稲盛和夫氏のフィロソフィーの中でこの言葉が私は最も好きだ。
能力には頭脳だけでなく運動能力・健康も含まれますが、最初から《自分は能力がある》と思う人は少ないのではないか。
この能力は方程式では3番目でよく、熱意の方が大切、もっとも大切なのは考え方という、能力のない私などはこの方程式に共感するのです。
人生はこの3つの掛け合わせというのもユニークだ。能力があっても悪い方に使えば
人生・社会にとってもマイナスだ。能力はなくても熱意を燃やして努力する人、人間としての生きる姿勢・考え方が正しい事、これがもっとも重要であると言い切っている。
『生き方』という稲盛氏の本の中で《人並みの能力しか持たなかった私が、人並み以上のことをなして、世のため人のためにわずかなりとも役立つためにどうしたらいいかと考えた末に見いだした方程式》と記している。
受験に失敗しても京セラを創業し、通信の自由化が必要とKDDIを創業し、そして日本のためにと請われJAL再建に成功した稲盛氏の根本思想を理解し、年をとっても目標を持ち情熱をそそぐ、結果として長生きも社会貢献もできるのではないだろうか。
(青木青眠・従心会倶楽部会員)