守・破・離という武道の教えに思う|従心会倶楽部

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従心会倶楽部 今月の言葉バックナンバー

今月の言葉 No34

守・破・離という武道の教えに思う

剣道の教えに守・破・離という言葉があります。守は師の教えを忠実に守る基礎訓練の段階、破は基本の上に自分なりの工夫を加え基本を破り発展する段階、離は型や師の教えを離れ独創的な個性を発揮する段階を言います。私など凡人は破の段階に到達できれば良いところです。

この4月囲碁界で井山裕太氏が十段位戦を勝ち、史上初の七冠を獲得しました。七冠とは本因坊、棋聖、名人、碁聖、天元、王座、十段をいいます。この7つのタイトルを1人占めしたという事です。井山棋士の信条は《自分の打ちたい所に打つ》だそうです。一見簡単のことのように思えますが、離の境地に達した人の言葉に思えます。

今までにない手を打てばミスも悪手も出るでしょう。でも、自分を信じ最善を求め常識にとらわれず打ち抜く、何か宮本武蔵を彷彿させます。

自分を信じ抜く力が誰よりも強く、危険を顧みず打ち込む、ミスをしても、気持ちを切らさず、引きずらない、自分が最善と思った手は、愚形や悪形でも、常識に囚われず打つ と師匠や周囲の人はいう。

中学3年の担任の先生は高校進学を勧めたが、ご本人は『高校には行かない、囲碁で頑張ると決めている』と決意を語り、23歳で6冠を取り、その後4冠まで落ちたが今年七冠を達成した。今までの獲得賞金は1億7212万円である。

まだ26歳、『未熟を感じることも多いので少しでもレベルアップしたい』と抱負を述べている。 人工知能のアルファ碁にも勝っている、今後は中国・韓国の後塵を拝している国際戦にも出て、世界一になって欲しいと願うのは私だけではないと思う。

(青木青眠・従心会倶楽部会員)
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