今月の言葉 No32
つみかさね ・・・・・・琴奨菊の優勝の裏には!
片田舎砥部に住んだ坂村真民の《つみかさね》と言う詩が好きだ。
一球一球のつみかさね 一打一打のつみかさね
一歩一歩のつみかさね 一座一座のつみかさね
一作一作のつみかさね 一念一念のつみかさね
つみかさねの果てに熟する実 それは美しく尊く真の光を放つ
一球一球のつみかさね 一打一打のつみかさね
一歩一歩のつみかさね 一座一座のつみかさね
一作一作のつみかさね 一念一念のつみかさね
つみかさねの果てに熟する実 それは美しく尊く真の光を放つ
大相撲 初場所で10年ぶりに日本生まれの琴奨菊が優勝した。大関陥落の危機を5回も経験した弱い大関が、今場所は3 横綱を破りなぜ優勝できたのだろうかと興味が湧く。その原因を探るとトレーナーを信じ、押す・走る・投げる・引っ張る等の基礎訓練で体幹を鍛え《出来る》と言う自信をつけ《がぶり寄り》という自分の形に持ち込み、史上3位の高齢優勝を果たした。
スポーツも仕事も(願望があっても努力なしには達成できないのだ)。
地道な「つみかさね」の大切さを痛感する
今日である。
(青木青眠・従心会倶楽部会員)